摂食障害からの回復〜その1「摂食障害、回復しました」〜
摂食障害から回復できたんですか?
できました。
できました、と言い切ると若干の語弊。
若干、食べ物に関する考え方に名残はあります。でもほぼ完全に治っています。
回復した方法やその時の私の物事の考え方を紹介する前に、まず摂食障害の症状がどんなだったかご説明します。
本格的に拒食症になったのは大学3年生の頃です。身長153センチ、体重30キロ代前半。ガリガリのフラフラです。
きっかけは自分が醜いと思って始めたダイエット。
何もまともに食べられなくなって、
親がやばい!って思ったらしく、精神科に治療に通ったけど、それでもヨーグルトくらいしか食べれるようにならなくてどんどん痩せていきました。
(最初はキャベツとか食べてましたが、だんだん野菜も糖質、、、とか思い始めて怖いから無理になりました。)
入院しなさいって言われていたけど、
入院したら食べ物をたべさせられると思ってずっと拒否していました。
でもある時、辛い苦しい助けてくれ!という思いが突然溢れてきて、
入院する、と親に言い、そこから三ヶ月の入院生活が始まります。
そこから苦しい三ヶ月の入院。
入院中も最初は治療に後ろ向きでしたが、あることがきっかけで治療に前向きな気持ちが芽生え、三ヶ月の入院をなんとか乗り越えました。そこから在宅での治療に戻り、だんだんと食べ物の呪縛から解放されていきます。
今ではなんでも食べられます。
ただ、冒頭述べたように、考え方に若干名残があります。
何か食べる時、今食べたいものは何か、しっくりくるものは何か、すごい考えてしまいます。(だからコンビニから全然出てこない)
それでも、食べ物は怖くなくなって、普通に3食ちゃんと食べているし、楽しく飲みに行ったり、ハイカロリーなもの食べたりできるようになりました。ちなみに体型も良くも悪くもめっちゃ普通です。笑
摂食障害は治りにくい病気です。
ある程度強制的な治療が必要になってくるものだと感じています。
回復のきっかけや方法は人それぞれだとは思いますが、次からは、私の回復のきっかけになった出来事や助けになった考え方を紹介していきます。